生活介護 i-ram-karap-te
事業所MAP
活動内容
運動指導
知的障害者に運動処方を行う場合、一般の方に運動指導及び処方を行うのと同じように、それに対する理論・知識・技術を持つことは当然です。それを持ち合わせた上で、更に知的障害者の本質に迫ってカリキュラムを立てなければいけません。一口で知的障害者といっても、自閉症・ダウン症・プラダウィリ-症など色々です。多くの障害に対する基礎知識を身につけ、尚且つひとりづつの個性を把握しなければいけません。運動をするしない以前に「体を動かす」こと自体が出来ない方、運動するための場所に入ることさえ出来ない方など、私たちの普段の生活に於いて考えられないような状態からアプロ-チしていかなければいけない人たちがたくさんいます。それと同時に家族の心も理解し、本人を取り巻く環境のすべてを把握した上で、カリキュラムを進行させなければいけないのです。そういう背景を十分に理解したインストラクタ-が、きめ細かな運動処方を実践・指導することで、障害を抱えた彼らの中に眠っている「夢のちから」を呼び覚ますことが出来ます。 弊社の指導法は、音楽療法に運動生理学・機能解剖学・からだ力学・基礎栄養学・心理学と、これまでの経験もふまえ踏まえて考え出した指導法です。リズムに乗って身体を動かすことで、リラクゼ-ション効果も加わり、色々な感覚や筋肉を刺激します。バランス感覚やリズム感が備わって、音楽に合わせて自分の思うように身体が動かせるようになってくると楽しさや興味も増し、向上心も出てきます。それを人前で表現することで自信も付いてきます。
軽作業
素朴な材料を使って、簡単な軽作業に取り組んでいただきます。知的障害者の中には、一箇所に座って物事に集中することが苦手な方がたくさんいます。そういった部分を少しづつ慣れてもらうために、一日の中で一時間半だけ軽作業に携わってもらう時間を作りました。 事業所によっては「仕事が一生の指針」と掲げ、仕事中心の日課にしているところもたくさんありますが、私どもの事業所ではそうは考えず、あくまで上記にも記載したように、運動による利用者の健康づくりをメインにした日課を組んでいますので、納期に追われたり、製品管理の必要な作業は避け、利用者のその時点の能力段階にあった道具を探し出し、提供していきます。